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1988年瑞雲展瑞雲書道会賞、1990年書芸連展特別大賞、1991年東書芸展東書芸賞など、数々の受賞歴を誇る行書、隷書体を得意とする書家。線質にこだわり雅趣作品を志して37年間書道に打ち込んでいます。銀行員時代、ペン先で美しい文字を書く同僚に触発され、40歳で書道家を志したというエピソードを語ってくれました。以来、中国の古典の臨書を重ね、一心込めた作品を書き続け、発表し続けています。「書道とは手押し車で坂道を行くが如し。手を離したら０になる。」と、重鎮となった今もなお、毎日筆を持ち続け精進を続けています。

東京で観た王義氏（おうぎし）の蘭亭帖・禊帖に衝撃を受けたと語る松岡氏。一本の筆から生まれる感動、完璧な世界観に圧倒された経験を胸に、さらなる高みを目指し、納得できる線を追い続けています。

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