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【第1回放送 4/4】萬古焼作家「清水醉月」

天地間のあらゆる事象はつねに変化してとどまることがない、すなわち変易である。しかし、その変化のなかにも、変わらない法則性がある。すなわち不易である。[安居香山]

300年の歴史を持つ萬古焼は現在、土鍋などで大きなシェアを占める焼き物で、萬古焼の名のルーツは、その創始者が万古不易という文字を作品に押したことに始まります。
その中で、約100年の歴史を誇る、酔月窯を守る清水酔月さんは、花器・食器など様々な作品を手がけており、その中でも、伝統的な急須を、ろくろによる製法で作ることを中心として活動しています。紫泥(しで)と呼ばれる土を使用し、釉薬を使わずに高温で焼かれた急須は、他の陶磁器とは違った独特の光沢を放ちます。
萬古焼会館を訪れると、様々な製品が並んでおり、現代の用途に合わせた手頃なものも多種多様。
他の陶磁器と同様に萬古焼も、明治以降多くの苦境を乗り越えてきました。こうした中で清水酔月さんは、萬古焼の伝統を守りながら、今も新たな挑戦を続けています。「伝承するだけではなく、時代に受け入れられる魅力を作る」と語る清水酔月氏の作品は、酔月窯に掲げられた「万古不易」という言葉を形にしています。

ナビゲーター:遠州流茶道撫子会 代表 中川宗津さん

清水醉月さん [日本工芸会正会員/伝統工芸士]
<略歴>
昭和19年 四日市に生まれる
昭和51年 日本伝統工芸展初入選(以後入選26回)
平成 2年 天皇陛下献上(即位の礼)
平成11年 皇太子殿下献上
平成19年 四日市市産業功労者表彰
平成21年 台湾国立博物館収蔵
平成23年 日本橋三越本店 特選画廊個展
平成23年 四日市市文化功労者表彰

〇四日市萬古焼 醉月陶苑/醉月窯
http://www.bankoyaki.jp/