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2018年11月04日

ESDスクール「電力自由化と環境経営」を開催しました

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伝七邸にて定期的に行われているESD(持続可能な開発のための教育)スクールが、11月4日 日曜日、開催されました。
(株)エネルギーマネジメント総合研究所 村井哲之代表取締役が「電力自由化と環境経営」と題して講演。三重大学を中心とする大学生30名が学びました。

村井代表は、電力の使用量を見える化させることで、企業の最大限の生産性を創造することが出来ると、電力資源の最適管理の重要性を強調。電力自由化については、「(電力自由化で)電力産業が拡大し、電気代の価格競争が起きている」とし、大手電力会社が2020年より始める「発送電分離(=発電部門と送配電部門の切り離し)」がポイントであることを解説しました。
村井代表はこうした動きを受け「今後、電力会社は多様化し、新規企業が参入してくる。個人はもちろん、企業も電力会社を選ぶための情報リテラシーが必要だ」と述べました。

さらに、村井代表は「RE100(=100%再生可能エネルギーで事業運営を目指す企業連合)」に国内企業が加盟する動きがあると説明した上で、「電力会社から、どのような電力を買うか選べるようになったため、企業は再生可能エネルギーような環境に良い電力を買い求めるだろう。」と見解を述べ、こうした動きから「日本国内の再生可能エネルギーの開発が促進され、SDGsの早期達成に繋がる。」と、持続可能な社会の実現に向けて、次世代の学生たちに投げかけました。

〇株式会社エネルギーマネジメント総合研究所
http://emtl.co.jp/